ある調査によると、成人男性のおよそ7割が「薄毛の原因はストレス」と感じているようです。
現代は『ストレス社会』とも言われています。そこで生きる私たちにとってストレスは出来れば避けたいものですが、完全に無くす事もできないものですね。
では、ストレスが実際に我々人間の身体、および頭皮や髪の毛にどう影響し、薄毛や抜け毛を引き起こしているのでしょうか。
ここでは、ストレスと薄毛や抜け毛の関連性について詳しく見ていこうと思います。
頭皮への血行不良
まず一つ目には、ストレスを感じることにより自律神経(体内環境を整える神経)のバランスが崩れ、頭皮への血行の巡りが悪くなってしまう事が挙げられます。
頭皮や毛髪は血液から送られてくる栄養分により、健康な状態を保っています。
しかし強いストレスを感じることにより血管が収縮し、血流が悪くなったり減少したりします。その結果、十分な栄養が行きわたらなくなる事で頭皮および毛髪が健全な状態を維持できず、髪の毛の成長が阻害されます。
そういった状態が続くことにより強い髪の毛が育たず抜け毛が増え、ついには頭皮も、新たな髪の毛が生えない薄毛の状態となってしまいます。
ホルモンバランスの乱れ
二つ目には、ストレスによってホルモン(体内の機能を調整する化学物質)のバランスが乱れる事が挙げられます。
例えば、髪の毛の成長に関係する『成長ホルモン』の分泌がホルモンバランスの乱れにより減少すると、健康な毛髪の維持に悪影響が出て、抜け毛や薄毛といった状態につながります。
また、『男性ホルモン』は脱毛・薄毛を促すという性質があり、AGA(男性型脱毛症)と深い関係があります。
体内のホルモンバランスが崩れ、この男性ホルモンが女性ホルモンよりさらに優位になる事で、薄毛が進行していくとされています。
まとめ
以上、ストレスが薄毛の原因となる2つの大きな理由について見てきました。
複雑な現代社会において、生きていく上でストレスとは無縁ではいられないのは、誰もが理解する事だと思います。
その中でも避けやすいストレスもあれば、どうしても避けられないものもあったりと、日々感じるストレスにも強弱や避けやすさ、ストレスになる要因の重要度など、人それぞれ違うと思います。
まずは、避けやすかったり改善しやすかったりするストレスを見つけ、日々の生活習慣や仕事のやり方、生きる上での考え方など、できる事から少しずつ変えて見る事も必要かもしれませんね。
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